京都市・桂駅近くの鍼灸院
鍼灸院みらい京都桂
〒615-8073 京都府京都市西京区桂野里町41-35 松風桂ビル4F
桂駅 徒歩約3分、近くにコインパーキング有り
副交感神経の神経線維を含む神経には、4本の脳神経(動眼神経、顔面神経、迷走神経、舌咽神経)と仙髄からでる骨盤神経がある。このうち体全体の副交感神経の7〜8割が迷走神経といわれている。
・動眼神経(第Ⅲ脳神経)
中脳からでて、眼の眼筋、毛様体筋、瞳孔括約筋に分布。
眼球運動、水晶体(レンズ)の調節、瞳孔収縮
・顔面神経(第Ⅶ脳神経)
橋からでて、顔面の筋、涙腺・顎下腺・舌下腺などに分布。
顔面筋の運動、味覚(舌の前方2/3)、涙腺や唾液腺の分泌
・迷走神経(第Ⅹ脳神経)
延髄からでて、外耳道、耳介、咽頭、喉頭、胸腔内臓器(気管、気管支、肺、心臓、食道)、腹腔内臓器(胃、腸、肝臓、膵臓、脾臓、腎臓)などに広く分布。
嚥下運動、声帯運動、胸腹部内臓の知覚・運動・分泌
・舌咽神経(第Ⅸ脳神経)
延髄からでて、咽頭筋、耳下腺に分布。
味覚(舌の後方1/3)、唾液の分泌、発声、嚥下
・骨盤神経
仙髄(S2-4)から出力。骨盤内臓器(横行結腸の左側1/2〜直腸、膀胱、子宮、卵巣、尿道・肛門括約筋など)に分布。
直腸(排便反射)、膀胱(排尿反射)、生殖器などの運動
脳神経の1つで、第Ⅹ(10)脳神経
運動、知覚、副交感神経を含む混合神経
脳神経の中で唯一脳から腹部にまで達し、複雑で長い走行をすることから、ラテン語で放浪、さまようを意味する「vagus」、日本語では「迷走」と名付けられている。
延髄下部から出て下降し、頸部・胸腔・腹腔内臓(横行結腸右1/3まで)を支配する副交感神経
迷走神経は20%が遠心性の運動線維、80%が内臓・体性・味覚を伝える求心性の知覚線維で成り立っている。
①求心性線維
脳は迷走神経の求心性線維から身体のさまざまな情報を受け取っている。
迷走神経の求心性線維は脳幹の弧束核(nucleus tractus solitarius;NTS)と青斑核(locus coeruleus;LC)に投射し、NTSから直接・間接的に脳の様々な部位(中脳、視床下部、扁桃体、海馬、前頭葉など)に投射している。
求心性線維は頭蓋底部の経静脈孔近傍に位置する 2個の副交感神経節(上・下神経節)より起始
②遠心性線維
一般内臓遠心性線維(副交感神経);内臓(呼吸器、横行結腸の1/2までの消化器、心臓、血管など)の平滑筋
特殊内臓遠心性線維;喉頭と咽頭(声帯筋)の横紋筋(随意運動支配)。燕下・せき・嘔吐などの反射に関与
迷走神経は、延髄にある弧束核(NTS)という神経核を介してさまざまな脳領域に影響を与えていると考えられています。
弧束核はさまざまな神経核に直接的あるいは間接的に出力している。
延髄内では迷走神経背側運動核、擬核に投射している。
また、舌下神経核、顔面神経核、三叉神経脊髄路核、脊髄の交感神経細胞、腕傍核(扁桃体や視床下部へ投射し、自律神経系の調節や情動へ関与)、青斑核、縫線核、中脳水道周囲灰白質などにも投射している。
さらに腕傍核からは視床下核、視床、扁桃体(海馬に出力)、前部島回、下辺縁皮質、外側前頭前野などに出力している。
青斑核からはノルアドレナリン性神経、縫線核からはセロトニン性神経を介して、広い範囲の大脳皮質に接続している。
〒615-8073 京都府京都市西京区桂野里町41-35 松風桂ビル4F
桂駅 徒歩約3分
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