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鍼灸院みらい京都桂

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過敏性腸症候群(IBS)について

 過敏性腸証拠群についてご紹介します。過敏性腸症候群に関するお悩みはお気軽にご相談ください。

過敏性腸症候群(IBS)とは

 過敏性腸症候群は、慢性あるいは再発性に持続する腹痛や腹部不快感などの症状と便秘や下痢などの便通異常が見られますが、原因となる器質的な異常(癌や潰瘍、炎症など)が大腸に認められない機能性の腸疾患です。英語では、Irritable Bowel Syndromeということから、それぞれの頭文字をとってIBSと呼ばれます。日本におけるIBSの有病率は、一般成人の5〜20%くらいで、医療機関を受診する腸疾患患者の2050%はIBS患者とされ、消化器疾患の中でも最も頻度の高い疾患の一つです。性別では約2倍、女性の多いといわれています。発症年齢は思春期や青年期、壮年期の若年層(2030歳代)に多く、半数が35歳以前に発症しています。原因は徐々に解明されてきていますが、IBS発症の要因には、ストレスなどの心理的要因が深く関わっています。ストレス社会といわれる現代に急増している現代病といえるかもしれません。

IBSの病態

 IBSとは、どのような病気なのでしょうか?

 IBSの病態には、①消化管の蠕動運動に異常がみられる、②消化管が過敏な状態になっている(知覚閾値の低下)、③心理的な症状がみられることがあるなどの主に3つがわかっています。

①消化管の蠕動運動の異常

 IBSの患者さんでは、ふだんから軽度の大腸の分節運動がみられ、情動ストレスの負荷によって分節運動の亢進が起こり、負荷後も運動の亢進が持続してみられます。

②消化管の知覚過敏

 IBSの患者さんは様々な外からの刺激に対して過敏であり、腸管も刺激に対して過敏に反応することがわかっています。直腸をバルーンと呼ばれる風船を膨らませて広げる検査において、IBSの患者さんは弱い刺激で痛みや便意を催すことがわかっています。つまり健康な状態の時に比べて、消化管の痛みなどを感じるレベル(知覚閾値といいます)が低くなっていることで、小さな刺激によっても腹痛や蠕動の亢進を起こします。

③心理的な症状

 IBSではその病態に心理的要因が深く関わっているといわれます。IBSの患者さんには抑うつ感・不安感・緊張感・意欲低下・欲求不満などの精神症状がみられる人もしばしばおり、薬物治療で改善がみられなかったIBSの患者さんにおいて、心理療法が功を奏した症例がしばしば報告されています。

脳腸相関

 腸は第2の脳とも呼ばれ、腸には他の臓器にはない固有の神経細胞(約1億個)が集まり、ホルモン分泌や腸の蠕動運動をコントロールしています。

腸と脳などの中枢神経系は密接に関連し、中枢神経系は消化管の蠕動運動や腸液の分泌、血流などを調節し、一方、消化管からの情報は知覚神経を介して中枢へ伝達されています。ストレスや不安などは中枢からの消化管に対する調節に影響し、消化管から中枢への知覚過敏を起こします。このような関係を脳腸相関と呼び、脳腸相関の異常がIBSの病態に深く関連しています。

セロトニンの関与

IBS発症のメカニズム

 IBSの成因については、脳腸相関を介在する神経伝達物質であるセロトニン5-hydroxytryptamine5-HT)が重要な役割を果たしていることが明らかとなっています。セロトニンは神経伝達物質のひとつで、ヒトの体のなかにあるセロトニンの大部分(95%)は腸管の腸クロム親和性細胞にあり、脳内には数%しか存在しません。中枢(脳)では体温調節、摂食行動、睡眠、痛覚、情動、記憶などに関与し、末梢では血管収縮、腸管運動、血小板凝縮などの調節因子として働いています。近頃、セロトニンが「幸せホルモン」とも呼ばれているのは、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっているためです。脳内のセロトニンが不足すると脳機能の低下がみられたり、心のバランスを保つことが難しくなるため、ストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になると言われています。

 ストレス負荷がかかると副腎皮質刺激ホルモン放出因子corticotropin releasing factorCRF)というホルモンが脳の視床下部から分泌され、腸にある腸クロム親和性細胞からセロトニンが遊離されます。セロトニンは脳から腸管にいく神経上にある5-HT3受容体に結合し、神経の末端からアセチルコリンが分泌され、腸管運動と分泌が亢進します。一方、セロトニンが知覚神経(痛みなど感覚を伝える神経)上にある5-HT3受容体に結合して、知覚神経が活性化されると知覚過敏を引き起こします。ラモセトロンという薬剤は、5-HT3受容体を阻害することでセロトニンが作用しないように働き、腸管運動の亢進や知覚過敏を抑えます。主に下痢型のIBSで処方されます。

IBSの診断

 IBSと診断されるには、大腸などの消化器に器質的な異常(癌や潰瘍、炎症など)がないことが前提となります。したがいまして病院などの医療機関を受診し、必要な検査を受けて医師から診断を受けることになります。IBSの診断基準にはRomeⅣ(ローマⅣ)基準という世界的に標準化されて使用されているものがあります。このRomeⅣ基準に当てはまれば、IBSが疑われることになります。

 腹痛などの症状が半年以上前から続いている。さらに、①「排便と腹痛が関連している」、②「排便回数が増えたり減ったりしている」、③「便が硬くなったり、軟便、水様便になったりしている」のうち2項目以上が直近の3ヵ月間のうち1週間に1日以上みられた場合は、IBSが疑われるということです。例えば排便時に腹痛があり、便は軟便や水様便の下痢便で、排便後に腹痛が軽快するような排便が週に1日以上あり、半年以上続いている場合などが当てはまります。

IBSの便通タイプ

IBSの便通タイプの分類

 IBSの便通タイプには、①下痢型、②便秘型、③混合型、④分類不能型の4タイプがあります。

 ①下痢型;軟便または水様便(ブリストル便形状スケールの67に該当)が25%以上、かつ硬便または兎糞便(ブリストル便形状スケールの12に該当)が25%未満の場合(図のDの部分)。

 ②便秘型;硬便または兎糞便が25%以上、かつ軟便または水様便が25%未満の場合(図のCの部分)。

 ③混合型;軟便または水様便が25%以上、かつ硬便または兎糞便も25%以上の場合(図のMの部分)。

 ④分類不能型;便性状の割合が下痢型、便秘型、混合型いずれの基準にも該当しない場合(図のUの部分)。

ブリストル便形状スケール

 英国のブリストル大学のオドネル博士らが、1990年にBMJ(英国医師会雑誌)に発表した論文に記載された便形状・性状のスケール。4が理想的な便(普通便)とされます。1のコロコロ便や2の硬い便が多い場合は便秘6の泥状便や7の水様便が多い場合は下痢と判断できます。    

便秘型IBSと機能性便秘

 便秘型IBSと機能性便秘を明確に区別することは簡単ではありませんが、腹痛の症状が強い場合が便秘型IBSと考えられます。

IBSの症状

 IBSの症状としては、まず第1に消化器症状がみられ、病態が重くなるにつれて自律神経失調症状や精神症状を伴う場合があります。

消化器症状

 a排便時の腹痛;部位は一定しない(上腹部、臍周囲、左下腹部など)。食事により増強し、排便・排ガスで軽快する。

 b便通異常;便秘や下痢、便秘と下痢が交互にみられる交代性便通異常

 c)上部消化器症状;心窩部痛・悪心・嘔気・嘔吐、食欲不振・胸やけなど

 d)腹部ガス症状;ガスが溜まる、ガスがよくでるなど

自律神経失調症状

 頭痛・頭重感・眩暈・動悸・頻尿・易疲労・四肢の冷感など

精神症状

 抑欝感・不安感・不眠・焦燥感・意欲低下など    

IBSの西洋医学的治療

ⓐ病態の理解

 IBSの治療の第1は、病態を理解することです。IBSは腸管の機能異常であり、癌や潰瘍などの重大な病気ではないこと、さらにストレスの腸管運動に及ぼす影響や脳と腸の密接な関連性(脳腸相関)内臓知覚の過敏などについても理解するようにします。

ⓑ生活指導

 生活上の問題点明らかにし改善するようにします(規則正しい食事や排便習慣、過労・睡眠不足やストレスを避ける、適度な運動や遊びなどによる気分転換など)。

ⓒ食事指導

 十分な高繊維食を摂取する(便秘型に有効)。食事と症状の増悪が関連している場合は食事内容を変える(脂肪食は便秘、乳糖やソルビトール(ダイエット食品や菓子に含まれる甘味料)は下痢を助長する場合があります)。高炭水化物食、高脂肪食、コーヒー、アルコール、香辛料などは症状を悪化させる場合があるので避ける。

ⓓ薬物療法

 身体症状に対しては止痢剤、整腸剤、下剤、消化管運動調整剤などが用いられ、精神障害には抗不安剤や抗うつ剤などの向精神薬が用いられます。

セロトニン受容体拮抗薬(ラモセトロン塩酸塩);下痢型IBSの下痢症状、腹痛、腹部不快感などに効果があるとされています。

ポリカルボフィルカルシウム;下痢型では下痢症状、残便感を改善し、便秘型では蠕動運動を促進します。

ⓔ心理療法

 症状が重度でない場合は、特殊な心理療法は必要でなく、緊張・不安を和らげ、ストレスため込まないようにします。薬物療法が効果のない場合や重度の神経症状などがある場合は、自律訓練法、筋弛緩法、催眠療法、認知行動療法などが効果を示す場合があります。

 種々の治療に対して効果のみられない患者さんも多く、欧米では代替医療(現代西洋医学以外の療法。様々な民間療法など鍼灸治療も含まれます。)への期待が高まっています。

 

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岩 昌宏

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