京都市・桂駅近くの鍼灸院

鍼灸院みらい京都桂

〒615-8073 京都府京都市西京区桂野里町41-35 松風桂ビル4F
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院長プロフィール

プロフィール(「鍼灸師を目指したきっかけから鍼灸院開業まで)

鍼灸師を目指したきっかけ

 私が小学生の頃から実家に、月に数回、鍼灸師の先生が往診にこられていました。両親とも鍼灸治療を受けており、鍼灸治療後には体がすっきりして楽になると聞いていました。このように小さい頃から鍼灸と接する環境がありました。

 高校3年生になり大学受験を考えている時に、「日本で初めて鍼灸(東洋医学)の大学が誕生した」ことを知りました。それまでは鍼灸師の免許を取得するには、専門学校で3年間、必要な知識・技能を習得し、資格試験に合格しなければなりませんでした。当時は全国で20校ほどの専門学校があるのみでした。京都府船井郡日吉町(現在の南丹市日吉町)の片田舎に、「明治鍼灸大学(現在の明治国際医療大学)」という鍼灸学科だけの単科大学が新設され、東洋医学の日本初の大学として新聞などのマスコミにも取り上げられ、社会的にも注目されました。鍼灸師のリーダー的人材、医師と連携できる鍼灸師の養成が目的でした。医療を通じて人の役に立てる仕事に就きたかったこともあり、鍼灸大学で鍼灸を学ぼうと決めました。当時はまだインターネットなどもなかったため、早速、大学案内・受験要項を取り寄せ、受験することにしました。

日本で初めて誕生した鍼灸大学

 約40年前に鍼灸の高等教育を目的に、京都に鍼灸師を養成する日本で初の大学が誕生しました。それ以前は、専門学校か盲学校(現在は特別支援学校と言います)で鍼灸の教育が行われていました。現在は鍼灸学科のある大学が十数校、専門学校も100校近くに増えましたが、数的には現在も専門学校が中心と言えます。専門学校では3年間の教育(1日2コマ程度の授業)で国家試験の合格、職業人としての鍼灸師の養成に主眼が置かれますが、大学では4年間の教育(1日に4コマ前後の授業)で一般教養科目も含めさらに高度な知識を教育し、鍼灸師の指導的人材を養成することが目的となります。鍼灸師の国家資格を取得するという点では、専門学校でも大学でも同じですが、私も学生の時には附属病院での実習(西洋医学の見学実習)、医師の教授陣による臨床講義、ゼミなど西洋医学の学習や附属鍼灸センターでの臨床実習など専門学校では受けることが出来ない授業を受けることが出来ました。

鍼灸大学へ入学

明治鍼灸大学キャンパスの全景

 当時はまだ日本に1校しかなかったため、鍼灸大学には北は北海道から南は沖縄、さらに海外から鍼灸を志した多くの学生が集まっていました。大学まではJR京都駅から山陰線で、当時は単線のディーゼル車であったため2時間半ほどかかりました。大学の周りは山ばかりで、鹿や猪、狸などが生息し、たまに「熊注意」情報がでました。夏には大学の目の前の川に蛍が飛び交い、コンビニ一つ無い自然豊かな環境でした。講義が終わった後、寄り道できるような所も無く、そのおかげで学生生活では勉学と部活に励む日々を過ごしました。専門学校は3年制ですので3年修了時で国家試験を受験しますが、私達も3年修了時に鍼灸師免許(正確に言いますと、はり師・きゅう師の2つの免許に分かれています)を取得しました。ちなみに当時は年1回、各都道府県で試験が行われ、都道府県知事が免許を交付していましたが、26年前に法律が改正されて国家試験に統一され、現在では医師や看護師と同様の厚生労働大臣免許になっています。専門学校では在学時に鍼灸師免許を取得できませんので臨床実習で実際の患者様に鍼灸治療を行う事ができませんが、私達は4年生時に、鍼灸師免許を取得していましたので、実際の患者様に鍼や灸を施術する臨床実習を行うことができました。さらに附属病院で西洋医学を学ぶ病院実習を行い、東洋医学と西洋医学を学ぶことができました。

大学附属病院での研修

明治鍼灸大学附属病院

 鍼灸学校の卒業後は鍼灸院へ就職し、何年後かに開業というのが一般的であり、私も大学卒業後は地元の大阪に帰って鍼灸院へ就職しようと漠然と考えていました。4年生の卒業研究(ゼミ)では、整形外科の教授の指導を受け、英語の整形外科学書の輪読による整形外科疾患の学習や附属病院での診察・診療の見学などを行いました。当時は大学ができたばかりで大学院はありませんでしたが、附属病院で研修がおこなえる制度がありました。卒後の進路を決定する時期になり、まだもう少し大学で勉強したいと考え、附属病院の研修生となりました。鍼灸の大学に附属病院があるのも不思議な事ですが、日本で初めて鍼灸(東洋医学)の大学を設置するのに、前例が無いため医学部を見本に設置基準が作られ、附属病院設置という高いハードルが課せられたと思われます。ちなみにその後に設置された鍼灸の大学には一つも附属病院はありません。

 研修1年目は、各診療科(内科、外科、整形外科、泌尿器科、麻酔科、耳鼻科など)と臨床検査部、放射線科、MRI検査部、リハビリテーションセンターなどをローテーションし、西洋医学を研修しました。各科では外来診療、病棟診療、手術の見学など医師の教授をはじめ諸先生から西洋医学の指導を受けました。また、西洋医学を学ぶのと同時に外来・入院患者さんを対象に各科の疾患に対して鍼灸治療を行いました。日本で初めて設置された鍼灸の大学には、「鍼灸を科学化する」という大きな使命がありましたので、ただ単に鍼灸治療を行うのではなく、どのような疾患に効果があるのか、あるいは無いのか、またそのメカニズムなどの検証を行いました。

 研修2年目からは、最も興味のある診療科を選択し、年間を通して研修するシステムでした。私の場合は、外科で2年間、研修を行いました。外科と言いましても専門領域が細分化されていますが、私が研修をさせていただいたのは、消化器外科でした。当時の外科は、現在、京都市西京区にある洛西ニュータウン病院の名誉医院長で、明治国際医療大学の名誉教授でもある咲田雅一先生が、京都府立医科大学より教授・外科部長として赴任されていました。外科領域の医療に鍼灸治療がどのように補完できるのかを主なテーマとし、咲田教授の指導を受け鍼灸の臨床と研究を行いました。外科領域の医療に鍼灸治療がどのように応用できるのかについては、「外科領域における鍼灸治療」に記載していますので、興味のある方はご覧下さい。

 外科での1日は早朝の病棟回診から始まります。手術による創傷の消毒やガーゼ交換、患者様の状態のチェックなどが行われますが、鍼灸治療を行っている患者様については鍼灸治療の経過などを医師に報告し、アドバイスや指示を受けます。回診に続いて午前中は外来診療の見学です。鍼灸師が行える雑務などを手伝いながら診察や処置の見学をしました。医師から鍼灸治療のオーダーがあった場合と私たちが鍼灸治療の適応があると判断した場合は、医師の同意を得て鍼灸治療を行いました。午後からは手術の見学や病棟での入院患者様の鍼灸治療を行いました。研修時代やそれ以後の教員時代もあわせて正確な数字は覚えていませんが、何百例の手術を見学することが出来ました。麻酔医による麻酔のやり方、手術の術式、消毒や清潔操作の概念、オペ室の看護師さんの仕事、腹部内臓の様子などが学べ、通常、鍼灸師が経験出来ない経験をすることが出来ました。また、入院患者様の鍼灸治療を行う際には患者様のドクターカルテを毎日、読みました。ドクターカルテには専門用語などは英語や略語で記載されていることが多いため、医学英語を学習しカルテを理解することが出来るようになりました。血液、尿、X線、CT、MRIなどの検査結果も知ることが出来、患者様の身体の状態や経過を把握しながら鍼灸治療を行うのに役立ちました。

 その他に研修時代から鍼灸刺激の効果とメカニズムを明らかにするために研究に取り組みました。研究ではヒトに鍼や灸をして、その効果を調べる臨床研究とメカニズムを明らかにするために動物(ラットやマウスなど)を対象とした基礎研究を行いました。研究データは週1回行われる医局会(カンファレンス)で報告し、教授からアドバイスと指導を受けました。まとまった結果は学会報告や論文として発表しました。当時は現在のようなパソコンはなく、原稿はワープロで作成し、グラフや図は手書き、スライドは原図をカメラで撮影して現像し、ブルースライドを作成するといった手間暇がかかるものでした。学会前などはスライド作成を徹夜で何度もやり直し、出来上がったのが翌日ということが何度もありました。現在はパソコンが発達し、パワーポイントで簡単に色とりどりのスライドが作成できますが、当時を思い出すとありがたみを感じます。

 
アメリカでの研究留学

 研修修了後も教員として大学で研究を続けました。そんな折、これまでの研究成果が認められ、約15年前にアメリカの大学から研究留学のお誘いをいただきました。私を留学に誘って下さったのは、当時デューク大学の外科准教授であった高橋 徳先生です。高橋先生は日本で外科の臨床をされていましたが、研究者として渡米され、自分のラボ(研究室)を持ち、その後、デューク大学教授、ウイスコンシン医科大学教授を歴任されました。日本の大学とは違い、アメリカの大学で自分のラボを持つとういことは並大抵の努力ではできません。高橋先生は、注射や薬剤では緩和されなかった自身のがんこな肩こりが鍼治療で改善されたことで鍼灸治療に興味をもたれ、鍼のメカニズムを解明したいと思われていました。現在は日本に帰国され、名古屋で「統合医療クリニック徳」を運営され、鍼治療も自らされています。

 当時、アメリカでは西洋医学以外の医療(代替医療)が注目され、NIH(国立衛生研究所)内にNCCAM(国立補完代替医療センター)が設置され、国家プロジェクトとして代替医療の調査研究が行われていました。鍼灸治療(特に鍼治療)もこの中に含まれており、全米の大学で鍼治療の臨床試験や基礎研究が行われていました。世界でも医学研究がトップレベルのアメリカで鍼灸の研究が行えるなど想像もつかないことでした。医師が海外へ研究留学することはよくあることですが、鍼灸師が研究留学することはほとんどありません。このような機会を逃してはならないと考え、大学を休職し、早速、渡米することにしました。   

ライト兄弟が飛行実験を行った
Kill Devil Hill

ライトフライヤーのレプリカ

 私が留学したのはアメリカ東海岸に面するノースカロライナ州にあるデューク大学(Duke University)でした。ノースカロライナ州といえば誰しもがご存じなのはライト兄弟です。東海岸に位置するキティーホークという町で初めて飛行機を飛ばしました。現在はモニュメントがあります。さて、デューク大学は日本ではなじみが少ないかもしれませんが、ウィキペディアによると、「U.S.NEWS全米総合大学ランキングにおいて常にトップ10入り、どの様な世界大学ランキングでも常にトップ30入りする世界屈指の名門大学である。」とあります。医学部も全米でトップクラスであり、世界的に著明な福島孝徳先生が脳神経外科の教授をされています。日本でもゴッドハンドで有名なドクターですね。最先端のメディカルセンターがあり、世界中から患者や医師が集まって来ています。

 私はResearch fellowとして外科に所属していました。もちろん私は医師ではありませんし、アメリカの鍼灸ライセンスを持っていないことから臨床は行えませんので、動物実験による基礎研究に従事しました。取り組んだテーマは、消化管特に胃や腸の蠕動運動に対する鍼刺激の効果とメカニズムを調べることでした。近年、日本でも増加している便秘や下痢、腹痛などを起こす過敏性腸症候群(IBS)に対する鍼刺激の効果を調べるために、IBSモデル動物を作製し1年間を通して研究を行いました。

キャンパス

デュークチャペル

デューク
ノースホスピタル

デューク大学の創設者
James Buchanan Dukeの銅像

デュークホスピタル

デューク大学外科の教授と

ロサンゼルスで開催された消化器病学会(DDW)にて発表

 研究の成果は、毎年、アメリカの主要都市で開催される消化器病学会で発表しました。この学会は世界各国の消化器内科や外科の医師、消化器の研究者が参加するもので、鍼灸の発表はごくまれなものでした。学会発表には口演とポスターによる発表がありますが、ポスター発表した演題の1つがベストポスター賞を受賞しました。このことから鍼灸が世界的にも注目され認められてきていることを実感しました。また、英文論文を作成しアメリカの医学雑誌に発表してきました。この内容の詳細もホームページ上の「過敏性腸症候群と鍼灸治療」に記載していますので、ご覧頂ければ幸いです。

 わずか1年間の海外生活で英会話はそれほど上達しませんでしたが、生活習慣や文化の違いも知れ有意義な経験となりました。

 
未病鍼灸の実践

 附属病院での研修終了後も教員として外科において鍼灸の研究や患者様への鍼灸治療を行いました。外科では手術を受けられる入院患者様や術後の外来患者様に鍼灸治療を行いましたが、多くの癌患者様にも鍼灸治療を行ってきました。術後の早期回復や様々な自覚症状の軽減によるQOLの向上、免疫力の向上などを目的に鍼灸治療を行ってきましたが、末期癌以前の患者様の場合は、良好な効果がみられることが多いのですが、再発により再入院された末期癌の患者様ではなかなか効果がみられないことが多かったと思います。毎日、病室に出向き鍼灸治療を行いますが、徐々に状態が悪くなっていく方が多く、場合によってはモルヒネなどの作用で意識がほとんどない患者様にも鍼灸治療を行うこともありました。このような経験から、鍼灸治療は未病の状態で行ってこそ本来の効果を発揮できるのではないかと考えるようになりました。鍼灸治療の基礎となる東洋医学には、古くから「治未病(未病を治す)」という考え方があり、東洋医学の基本理念となっています。未病という言葉が最初に記載されたものが黄帝内経(こうていだいけい)という約2,000年前に編纂された現存する最古の中国の医書です。『聖人不治已病治未病』という記載があり、聖人とは優れた医者、已病(いびょう)とはすでに病気が出来上がった状態を意味し、「優れた医者は病気を治療するのではなく、病気の前段階を治療して防ぐ」という意味になります。医学が発展した現代においても糖尿病や心筋梗塞、脳血管障害などのいわゆる生活習慣病は1度発症すると根本的に治療することは難しいことから、予防の重要性が指摘されています。医療が発展していない2,000年前の時代だからこそ、日々の体調の変化に注意し、早い段階でケアして予防することが必要だったと考えられますが、これは現代にも通ずるものです。現代医学の手術や薬物療法は病気の原因を取り除くといことで病気の治療には必要なことですが、一方で副作用や身体機能・体力の低下などを招いてしまいます。これに対して鍼灸治療は、本来、身体に備わっている身体を元に戻す力(治癒能力)や身体を一定の状態に保つ力(恒常性維持能力)を高めるものですから、身体がまだ弱り切っていない状態、つまり未病の段階でより効果を発揮出来ると言えます。

 そこで未病鍼灸を実践することと、これまでに1度も鍼灸治療受けたことがない方に鍼灸治療を体験していただき、一人でも多くの方に鍼灸治療の良さを知っていただきたいと考え、「企業・オフィスへの出張鍼灸施術」を実施することにしました。ちょうどこの頃、2,000年にはいり今のようなブラック企業という言葉はありませんでしたが、職場内のストレスや過重労働によりうつ病を発症したり、過労自殺や過労死などの労災請求件数の増加などが社会問題となっていました。この様な社会背景のなか、①時間に追われている現代人にとって心身をケアする時間がとれない方も多いことから、職場なら施術を受けやすい、②定期的に心身をケアすることにより日頃感じている自覚症状やストレス、疲労などを軽減し、ストレスや疲労の蓄積を防止できる、③社員の健康度が向上すれば、さらに仕事効率も向上するなど企業側にとってもメリットがあるなど、鍼灸施術が貢献出来るのではないかと考えました。これまでに10社、360名(うち約7割が鍼灸初体験者)の方に鍼灸施術を行い、好評を得ています。この内容の詳細も「導入事例」に記載していますのでご覧いただければ幸いです。

鍼灸院の開業

 医学・医療の進歩により日本人の平均寿命は年々のび、人生100歳の時代といわれるようになりました。しかし、すべての方々が100歳ころまで健康で過ごせるというわけではありません。がんや心疾患、脳卒中、脳梗塞、糖尿病、認知症などの生活習慣病は一度発症してしまうと後遺症を残したり、全てを完治するまでには至っていません。また、ITをはじめさまざまな技術が発展し、便利で快適に過ごせるようになりましたが、日々の生活や仕事などで時間におわれ、疲れやストレスがたまっていたり、なんとなく不調を感じている方々もおられるかと思います。

 これまでは大学教員として鍼灸の教育、研究、臨床にたずさわってきましたが、これまでの知識、経験をいかし鍼灸治療で多くの方々のお役にたちたいという思いで鍼灸院を開業することにしました。日々の疲れやストレスを解消し、心身(心と体)のケア、メンテナンスができる場所として多くの方々にご利用いたただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。

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岩 昌宏

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